小林製薬『紅麹原料』出荷の9社を厚労省に報告漏れ 4社で青カビ由来の成分検出のロット使用の可能性

AI要約

小林製薬の紅麹原料を使用したサプリメントの問題について、厚生労働省に報告漏れがあったことが発覚しました。

報告漏れがあった9社のうち、4社の製品には健康に影響を及ぼす可能性がある青カビ由来の成分が含まれていたことがわかりました。

報告漏れの理由として、小林製薬は販売会社が報告するべきだと判断していたと説明しています。

小林製薬『紅麹原料』出荷の9社を厚労省に報告漏れ 4社で青カビ由来の成分検出のロット使用の可能性

小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントの問題をめぐり、原料の出荷先だった合わせて9社について厚生労働省に報告をしていなかったことがわかりました。

この問題で小林製薬は紅麹原料の出荷先だった225社の製品について、健康被害が指摘された「紅麹コレステヘルプ」などと同じ量以上の紅麹を摂取するものなどがないか厚労省から報告を求められていました。

これに対し、小林製薬は「該当する製品はない」としていましたが、厚労省の指摘を受けて再調査した結果、これまでに合わせて9社について報告漏れがあったことがわかりました。

9社のうち4社の製品では、青カビ由来の「プベルル酸」が検出されたロットの紅麹原料が使われた可能性があるということです。

ただ、4社の製品は既に自主回収が進められ、健康被害の報告はないということです。

報告漏れの理由について、小林製薬は「販売会社が報告すべきもので、当社の報告対象に含める必要はないと判断してしまった」と釈明しています。