出口の見えない酷暑 この先約1か月高温続く 「長期間の高温に関する気象情報」発表

AI要約

気象庁は長期間の高温に関する気象情報を発表。北海道から九州にかけて気温が高い状態が1か月程度続く見通し。

平年を上回る高温が続き、熱中症や農作物管理に注意が必要。

熱中症対策として、水分補給や日除け、冷却グッズの利用が重要。

出口の見えない酷暑 この先約1か月高温続く 「長期間の高温に関する気象情報」発表

今日2日、気象庁は「長期間の高温に関する気象情報」を発表しました。北海道から九州にかけて、気温の高い状態が今後もさらに1か月程度続く見通しです。熱中症などの健康管理、農作物や家畜の管理に十分注意してください。

今日2日、気象庁は「長期間の高温に関する気象情報」を発表しました。北海道から九州にかけては、7月上旬から気温が高く、記録的な高温となっている所もあり、気温の高い状態が今後もさらに1か月程度続く見通しだとしています。

この先、1か月程度は暖かい空気が流れ込みやすく、気温の高い状態が続き、最高気温が35℃以上の猛暑日となる所があるでしょう。農作物や家畜の管理、熱中症などの健康管理に十分注意が必要です。

7月の月平均気温平年差は、関東甲信地方で+2.5℃、東海地方で+2.5℃、四国地方で+1.8℃、九州南部で+1.8℃となり、1946年の統計開始以降、7月としては最も高く(四国地方はタイ記録)、記録的な高温となりました。

昨日1日、気象庁が発表した1か月予報によりますと、この先1か月程度の気温は、全国的に「平年より」高い予想です。

この先1週間の最高気温は、東海や近畿で特に高く、体温超えの気温が続く所もあります。また、今日2日梅雨明けした東北北部でも、連日厳しい暑さとなり、熱中症の危険が高くなるでしょう。がまんせずにエアコンを使用し、日中だけでなく、夜の間も熱中症にならないよう十分注意してください。

夏のレジャーなど、暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

①ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。

②日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。

③扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。

④冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。