クレカ不正決済で加熱式たばこ510箱購入の疑い 6人逮捕

AI要約

大阪府警と鳥取県警が中国籍の会社役員ら6人を組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕。不正なクレジット決済で加熱式たばこを大量に購入。

グループは第三者のクレジットカード情報を使用し、コンビニでの不正購入を繰り返していた。張容疑者は大阪市内で大量のたばこを受け取っていた。

捜査ではSNSを通じて集められた匿名・流動型犯罪グループが関与しており、160人分のカード情報を使用して290万円分のたばこを購入した疑いが浮上。

クレカ不正決済で加熱式たばこ510箱購入の疑い 6人逮捕

 不正なクレジット決済で加熱式たばこを大量に購入したなどとして、大阪府警と鳥取県警は30日、中国籍の会社役員、張仁竜(じゃんれんろん)容疑者(28)=大阪市中央区=ら6人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)の疑いで逮捕したと発表した。

 逮捕されたのは27~44歳の日本人や中国籍の男性グループ。グループは、第三者のクレジットカードの情報が入ったスマートフォンを使い、コンビニなどで加熱式たばこを購入。張容疑者は大阪市内の駐車場で3月、不正に入手したものと知りながら510箱(販売価格計29万5800円)を受け取ったなどとしている。

 府警国際捜査課によると、堺市内のコンビニで不正決済がされたとの情報提供を受け、2023年9月に捜査を開始。張容疑者が経営する会社の近くなどで、大量の加熱式たばこなどが受け渡しされているのを突き止めたという。たばこの購入役らはそれぞれ面識が無く、SNS(ネット交流サービス)を通じて集められた不特定多数の集団「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」とみられる。

 府警は24年3月までの間に、グループが160人分のカード情報を不正に使い、本体機器を含む加熱式たばこや紙たばこ計約290万円分を購入したとみている。【小坂春乃】