奈良県がツキノワグマを殺処分 人身被害及ぼす可能性高いと判断

AI要約

奈良県は30日、同県十津川村出谷で捕獲されたツキノワグマを殺処分したと発表した。

捕獲されたツキノワグマは雄の成獣で全長131センチ、体重60キロ。直近1カ月での出没が相次ぎ、人身被害を及ぼす可能性が高いと判断され、殺処分された。

県内ではツキノワグマの目撃情報が昨年同時期の倍以上の数になっており、注意が呼びかけられている。

奈良県がツキノワグマを殺処分 人身被害及ぼす可能性高いと判断

奈良県は30日、同県十津川村出谷で捕獲されたツキノワグマを殺処分したと発表した。

県農業水産振興課によると、ツキノワグマは雄の成獣で全長131センチ、体重60キロ。22日に捕獲され、県と村、警察、地元猟友会で協議したところ、直近1カ月でツキノワグマの出没が相次いでいることや、民家の敷地内への侵入が確認されていることから、人身被害を及ぼす可能性が高いと判断し、26日に薬剤で殺処分した。

県内では、ツキノワグマの目撃情報が28日時点で昨年同時期の倍以上の68件確認されており、同課は「山に立ち入る際は鈴やラジオなど音の出るものを携帯してほしい」と注意を呼びかけている。