東京で目撃件数200超え…  警視庁が”クマ撃退訓練” 大学教授が伝授「クマスプレーは最後の手段」

AI要約

東京都内でのクマ目撃件数が200件を超え、警視庁がクマ撃退訓練を行った。

青梅署と東京農業大学の教授がクマに遭遇した想定で訓練を行い、クマスプレーの効果を確認した。

クマ目撃件数の増加に対し、クマの出没状況を調査し、遭遇を避けることが重要とされている。

東京で目撃件数200超え…  警視庁が”クマ撃退訓練” 大学教授が伝授「クマスプレーは最後の手段」

全国でクマの被害が相次ぐ中、東京都内でも目撃件数が200件を超えていたことがわかりました。

これを受け、警視庁が「クマ撃退訓練」を行いました。

奥多摩をはじめとした山岳地帯の一部を管轄する青梅署は、クマの生態などを研究する東京農業大学の山﨑晃司(やまざき・こうじ)教授とともにクマに遭遇した想定で撃退用のスプレーを使って訓練を行いました。

山﨑教授によりますと、スプレーはクマの顔の高さに合わせて適切な距離から噴射すると効果があるということです。

東京都環境局によりますと、2023年4月からの1年間でクマの目撃件数は211件にのぼり、前の年度より17件増えています。

山﨑教授は「クマスプレーは最後の手段でクマの出没状況を調べクマに遭遇しないことが最も重要だ」としています。