雄のアフリカマナティー死ぬ 国内1頭に、三重・鳥羽水族館

AI要約

鳥羽水族館は27日、アフリカマナティーの雄「かなた」が死亡したと発表した。死因は不明だが、老衰の可能性も含めて調査が行われる。国内で唯一のアフリカマナティーは雌の「みらい」のみとなった。

かなたは食欲低下や活動の鈍化が1カ月前から見られ、27日朝に死亡が確認された。1996年に来館したかなたは、西アフリカ・ギニアビサウ出身で雌の「はるか」と一緒に暮らしていた。

 鳥羽水族館(三重県鳥羽市)は27日、雄のアフリカマナティー「かなた」が死んだと発表した。正確な年齢は不明だが、解剖などを行い、老衰の可能性を含めて死因を調べる。水族館によると、国内では同館のみがアフリカマナティーを飼育展示しており、残っているのは雌の「みらい」だけとなった。

 水族館によると、かなたは約1カ月前から餌を食べるスピードが遅くなり、日中は動きが鈍い様子も見られたという。27日午前8時20分、死んでいるのを飼育員が確認した。

 かなたは1996年、西アフリカ・ギニアビサウから雌の「はるか」と共に鳥羽水族館に来た。