兵庫知事「調査踏んだあと振り返る」内部告発問題で揺れる県政4年目

AI要約

兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発問題に直面しながら就任から4年目を迎える。側近の辞職や県政の停滞など厳しい状況下で、斎藤知事は日々の仕事への責任を強調する。

斎藤知事は若者支援策や防災減災対策を強化する意向を示すも、内部告発による状況を踏まえて自己評価を控える姿勢を見せる。

県内首長らから辞職を求める声もある中、斎藤知事は今後の進退については調査結果を踏まえた上で決定する姿勢を示す。

兵庫知事「調査踏んだあと振り返る」内部告発問題で揺れる県政4年目

 内部告発問題に揺れる兵庫県の斎藤元彦知事が8月で就任から4年目を迎える。7月26日、報道各社のインタビューに応じた斎藤知事は、「日々の仕事を着実にやっていくことが私の責任の果たし方」と語った。しかし、一連の問題を受けて、側近である片山安孝副知事が7月末での辞職を公表するなど県政運営は極めて厳しい状況に陥っている。

 斎藤知事は、この3年間を振り返り「全力で取り組んできた」と語った。そして4年目に向けて若者への支援策や防災減災対策などに力を入れていきたいと語った。ただ、3年間への自己評価を問われると「(内部告発の)文書問題で現在の状況になっていて、自分で点数をつけることは控える」と言った。

 現在、県政の停滞などを理由に県内首長らからは辞職を求める声などが上がっている。進退について尋ねられた斎藤知事は「百条委員会(調査特別委員会)。それから第三者委員会にしっかり対応していく」と言うだけで、明言を避けた。政治家人生への影響と言う観点からも問うたが「これから調査や経過を踏んで、そういったあとに振り返るべきもの」と話した。