西山ファーム元副社長 山﨑裕輔被告に執行猶予付きの判決 裁判長は事件の首謀者と指摘する一方で…

AI要約

観光農園「西山ファーム」の元副社長が執行猶予付きの判決を受ける

山﨑被告は出資法違反の罪で1200万円を受け取り、4年の海外逃亡を経て身柄確保

裁判で懲役2年、罰金150万円を求刑されるも、執行猶予4年の判決が下る

西山ファーム元副社長 山﨑裕輔被告に執行猶予付きの判決 裁判長は事件の首謀者と指摘する一方で…

4年にわたって海外逃亡していた、観光農園「西山ファーム」の元副社長に執行猶予付きの判決が言い渡されました。

ネクタイをしめ、ジャケットを着て真夏の法廷を後にする西山ファーム元副社長  山﨑裕輔被告43歳。

判決などによりますと山﨑被告は、岡山県の観光農園「西山ファーム」の実質的経営者として、幹部らとともに2018年11月から12月にかけて元本を保証し、金利を支払うと約束して、3人からあわせて1200万円を受け取った出資法違反の罪に問われています。

(矢野 司記者 ことし3月)

「逃亡先のインドネシアから移送された山﨑容疑者が、愛知県警瑞穂警察署に入ります」

山﨑被告はことし3月、約4年の海外逃亡の末に身柄を確保されていました。

(2019年)

Q:ウソをついて金をだまし取ったというのはない?

(山﨑被告)

「はい」

Q:信じていいんですね?

(山﨑被告 2019年)

「絶対。俺は司法がそういう判断をしてくれたほうがありがたい」

これまでの裁判で、検察側は懲役2年、罰金150万円を求刑。そして26日、名古屋地裁の大村陽一裁判長は、山﨑被告のことを事件を主導した「首謀者」だと指摘しました。

その一方で起訴内容を認め、被害者に弁償していることなどを挙げ、山﨑被告に懲役2年、罰金150万円、執行猶予4年の判決を言い渡しました。