「恵」名古屋施設の分割譲渡検討 一括から転換、指定取り消しで

AI要約

名古屋市が過大に食材費を徴収した障害者向けグループホームを別の事業者へ譲渡を検討していることが明らかになった。

恵は当初、年内に事業所を一括譲渡する方針を示していたが、分割譲渡する形に転換した。

県や市は恵の事業所指定を取り消す処分を発表し、厚生労働省も連座制を適用すると発表した。

 名古屋市は26日、食材費を過大に徴収するなどした障害者向けグループホーム運営会社「恵」(東京)が、8月末にも事業所指定の取り消し処分が適用される同市緑区のホーム「ふわふわ」について、先行して別の事業者への譲渡を検討していると明らかにした。同日までに市に伝えた。恵は当初、年内に事業所を一括譲渡する方針を示していたが、分割譲渡する形に転換する。

 市によると、同社は具体的な譲渡先を明らかにしていない。

 恵を巡っては、県と市が6月、県内5カ所の事業所指定を取り消す処分を公表。厚生労働省も同社の事業所指定の更新を認めず、順次打ち切る「連座制」適用を発表した。