バイオ燃料船で遊覧する世界文化遺産・キリシタンの聖地へ 8月まで長崎の平戸観光協会

AI要約

長崎県平戸市の平戸観光協会は、平戸大橋と生月大橋をくぐり、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産などを巡る今夏のクルージングを開始した。

今年は初めてバイオ燃料を使って航行する。

船は赤い平戸大橋を右手に見ながら出港。キリシタンの聖地・中江ノ島を至近で眺め、青い生月大橋をくぐり、棚田で知られる春日集落に寄港後、平戸港に戻る。所要約90分。

運航は27、28日、8月3~5日、同9~20日の午前11時と午後1時に平戸桟橋発着。料金大人3千円、中高生2千円など。

バイオ燃料船で遊覧する世界文化遺産・キリシタンの聖地へ 8月まで長崎の平戸観光協会

 長崎県平戸市の平戸観光協会は、平戸大橋と生月大橋をくぐり、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産などを巡る今夏のクルージングを開始した。今年は初めてバイオ燃料を使って航行する。

 橋の景観や世界文化遺産に親しんでもらおうと3年前から開始。浄化槽の保守点検などを行う「鶴丸設備」=同市大久保町=が使用済みの食用油から高純度バイオディーゼル燃料を製造した。今月20日の第1便には、上田博之取締役も同乗し、無臭で黒煙が出ないなどバイオ燃料のメリットを改めて確認した。

 船は赤い平戸大橋を右手に見ながら出港。キリシタンの聖地・中江ノ島を至近で眺め、青い生月大橋をくぐり、棚田で知られる春日集落に寄港後、平戸港に戻る。所要約90分。

 ホテル従業員の小北千秋さん(62)は宿泊者への案内に備えて試乗。「橋をくぐるなどめったになく、変化に富む景色が楽しめた。船尾の白波もくっきり見えて快適でした」と話した。

 運航は27、28日、8月3~5日、同9~20日の午前11時と午後1時に平戸桟橋発着(前日午後4時半までに要予約)。料金大人3千円、中高生2千円など。平戸市観光案内所=0950(22)2015。