明日25日早朝にかけて 月と土星が大接近 各地の天気は?
AI要約
24日の深夜から25日の早朝にかけて、月と土星が大接近する。
土星は南中を迎える未明に見えやすく、25日の早朝には明るい満月と共演する。
天気予報では九州から北海道は雲が広がりやすいが、土星食を観測するチャンスがある可能性がある。
今日24日の深夜から明日25日の早朝にかけて、月と土星が大接近します。見られる地域では、明るい土星と月の共演を楽しむことができるでしょう。
7月の夜更けには、東の空から土星が昇ってきます。土星が南中を迎える未明の南の空は明るい星が少なく、1等級を上回るしっかりとした明るさの土星は、よく目立っているでしょう。
そして明日25日の早朝にかけて、月と土星が大接近します。満月から3日ほど過ぎたばかりの月はまだ十分明るく、土星もやや目につきにくいかもしれませんが、日が昇る直前の薄明が始まるまで、双眼鏡の視野で同時に見ることができます。
明日25日明け方の天気分布です。
九州から北海道にかけて、前線や湿った空気の影響を受けるため、雲が広がりやすいでしょう。ただ、所々雲に隙間はあるため、月と土星の接近を観測するチャンスはありそうです。沖縄は台風3号周辺の湿った空気の影響で雨が降る見込みです。
明日25日の日の出後には、土星が月に隠される「土星食」も起こります。東京における予報では、6時30分に土星に月の明縁がかかりはじめ、40秒ほどかけて完全に隠されます(潜入)。土星が月の暗縁から出現するのは、7時23分から24分にかけての頃です。ただ、全国的に日の出後の現象となるので、観察するには天体望遠鏡が必要となります。
