公園遊具の温度は「67℃」サーモグラフィーカメラで街中を撮影すると… 体温をこえる危険な暑さ

AI要約

22日は、各地で体温をこえる暑さになり、サーモグラフィーカメラで街中の熱さが調査された。

街中の道路や建物は45℃以上の高温を示し、人々は水をかけて風を送ることで涼を取ろうとしている。

地下街では地上と比べて温度差があり、公園の遊具は67℃の高温で過ごしにくい状況が報告されている。

公園遊具の温度は「67℃」サーモグラフィーカメラで街中を撮影すると… 体温をこえる危険な暑さ

22日は、各地で体温をこえる暑さになりました。暑さはまだまだ続きます。街中の表面温度は各所、どうなっているのか。サーモグラフィーカメラで調べてきました。

(桜沢予報士)

「じりじりと肌を焼くような、強い日差しが照り付けています。この日差しで街中は、むんとした暑さに。いつもこの時間は、街中に人はたくさんいるんですが、いつもより人が少ないように感じます」

22日は、東海各地で3日連続となる35℃以上の猛暑日に。そこで…

(桜沢予報士)

「街中のどこが暑くなっているのか、このサーモグラフィーカメラで見てみます」

「うわ~!道路が熱い。路面が光るように45℃以上を示しています。ビルも壁も道路もいたるところが熱を持っています」

■皮膚に水を吹きかけファンで風を送ると…25℃前後に

表示された白の部分は45℃以上。道路からビルの壁などが、真っ白く表示され、街全体が熱を持っているのがわかります。この暑さ、道行く方々はどう凌いでいるのでしょうか?

Q:扇風機は涼しい?

「まあ、あった方が…。温風は温風」

そこでおすすめしたいのが、携帯ファンと水。水を吹きかけた後に、ファンで風を送ると…サーモグラフィーカメラでは、一気に青い表示の25℃前後まで下がりました。

先ほどの方にも体験して頂くと…

「お~!涼しい涼しい!」

水が蒸発するときの「気化熱」で、温度が下がるというわけです。

■地下街も計測すると…地上との温度差は10℃以上

(桜沢予報士)

「あまりの暑さで、ひなたにはハトがほとんどいません。ただ、木陰にはたくさん止まって休んでいる様子が分かります。ハトも暑いんですね」

人もほとんどいない街中。やはり涼しいのは地下街。

(桜沢予報士)

「地下街のほうが人がたくさんいますね。みなさん暑さを避けているようです。中の温度をサーモグラフィカメラで測ってみると、25℃ちょっと。30℃未満というところも多い」

地上との温度差は、10℃以上もありました。

■遊具の温度は67℃ “やけどをするような暑さ”

(桜沢予報士)

「昭和区の川名公園です。いつもはにぎわうこの公園も、さすがに遊んでいる人は少ないですね」

遊具の温度を測ると67℃。ここで転んだら大変です。そして、滑り台は60℃。やけどするような温度です。また、手すりも54℃。危険な暑さです。

(公園にきた人)

「遊具も熱いし、水がないと無理」

取材中に公園で人と出会えたのが、唯一ここ。センサーで人を感知すると、ミストが出る仕組みです。サーモグラフィーカメラでは28℃前後になっていました。