自民、防衛省不祥事で閉会中審査の開催を調整 8月開催めざす

AI要約

自民党は相次ぐ防衛省の不祥事を審議するため、衆参両院で閉会中審査を開く調整を行う。

自民党と立憲民主党は閉会中審査の開催に向けて協議を進めており、8月中の開催を目指す。

防衛省では特定秘密の違法運用や手当の不正受給などの問題が発生しており、議論が求められている。

自民、防衛省不祥事で閉会中審査の開催を調整 8月開催めざす

 自民党は18日、防衛省で相次ぐ不祥事を審議するため、衆参両院で閉会中審査を開く調整に入った。木原稔防衛相ら政府側と調整し、8月中の開催をめざす。閉会中審査の開催は野党が求めていた。

 自民の石井準一参院国会対策委員長と立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長がこの日、国会内で会談した。会談後、石井氏は記者団に「(防衛省は)大きな事案を抱えている。閉会中に何もせず、(委員会を開かずに)済ますことはいかがなものか」と述べた。

 両党は19日に衆院の国対委員長会談を開き、閉会中審査の開催に向けて調整を行う。衆院では安全保障委員会、参院では外交防衛委員会の開催が想定されている。

 防衛省では、安全保障に関わる機密情報「特定秘密」についての違法な運用や手当の不正受給など問題が相次いでいる。(鈴木春香、小木雄太)