【スクープインタビュー】橋下徹が維新に強烈なダメ出し…!まさかの「政界復帰説」を本人に直撃

AI要約

橋下徹氏が政治提言を行い、予備選挙の重要性を強調。

野党間での一本化を必要とせず、本番での与野党一騎打ちを目指す。

無党派層を取り込むことの重要性について述べられている。

【スクープインタビュー】橋下徹が維新に強烈なダメ出し…!まさかの「政界復帰説」を本人に直撃

政治不信と閉塞感が頂点に達しようとしているさなか、ついにこの男が口を開いた。橋下徹、55歳。維新の生みの親である。最新刊『政権変容論』は橋下氏にとって久々となる、ド直球の政治提言の書だ。7月19日の発売を前に、独占インタビューに応じた。

前編記事『【独占インタビュー】橋下徹が緊急提言!腐りきった自民党政治を変える「唯一の方法」』より続く。

野党同士は、本番である総選挙の「前に」野党間で勝敗をつけておかなければならない。本番前に潰し合いを済ませておいて、1人勝ち残った野党候補者が、決勝の衆院選で与党候補者との一騎打ちに挑む。これが、自公を過半数割れに持ち込むための唯一の方策です。

僕がこう主張すると、

「政策が異なる政党なんかと手を組めるか!」

「野党間で政策を一本化することなどできない」

という反対意見が飛んできます。

そうじゃないんですよ、むしろその逆。無理に手を組む必要はなくて、負けたほうが勝ったほうを応援する必要もない。

大事なのはただ1つ、負けたほうは本番で立候補しない、という政治的約束を守ることです。

みんな「55年体制」の悪弊が脳裏にしみつきすぎて、「野党候補者の一本化=野党が一つにまとまる」と思い込んでいる。

全然違うんです、まとまらなくていいんです。本番で与野党一騎打ちに持ち込むことだけが予備選の目的です。

予備選には、各野党の支持層からも必ず反対の声が出ます。「立憲支持なのに、予備選で負けたからって維新なんかに投票したくない」などと。

それも、投票しなくて構わないんです。

野党各党の支持率なんて1桁台。予備選に勝利した維新候補者は立憲票を当てにする必要はないし、立憲候補者も維新票を当てにしなくていい。

そうではなく、無党派層の票をかき集めることに集中するんです。

野党各党は、目の前に集まってくれる数千人の支持者を強く意識するのでしょうが、日本全体で見れば野党の支持者などごくわずか。しつこいですが支持率1桁です。

そんなものを取りにいくより、今や6割以上とも言われる支持政党なしの無党派層を狙いにいくべきです。

本選挙で与野党一騎打ちの構図に持ち込めば、無党派層は「どっちがマシか」で判断する。そもそも国民に信頼されていない野党は、無党派層のそうした「消極的支持」に賭けるしかない。