「石丸現象」の衝撃 異例ずくめの東京都知事選
AI要約
古賀伸明氏は、東京都知事選において石丸伸二氏の登場が注目され、無党派層の支持を集めた点を指摘。
石丸氏はSNSを活用し新しい選挙運動スタイルを展開し、既存の政治常識を覆す公約で支持を得た。
今後、既存政党に対する新たな対抗軸が現れる可能性があると古賀氏は述べている。
元連合会長の古賀伸明氏は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。
先の東京都知事選について、「まさに異例ずくめと言っても過言ではない」と語った。
古賀氏は、「今回の選挙での一番の注目は、何といっても石丸伸二氏だ。裏金問題に象徴される政治に対する怒りが、石丸氏の登場で無党派層の大きな動きとなり支持拡大につながった」と言う。
「SNSを駆使した、新しい選挙運動スタイルや、既存の政治の常識を覆す選挙公約の打ち出し方で無党派層を引きつけ、当初の予想を超えた票を獲得した。ネット空間に選挙基盤を形成したのだ。古い旧態依然とした既成政党への諦めや不信感の受け皿になったのだろう。石丸氏は『何か変えてくれそう』という期待感を醸成することに成功した」と指摘する。
「これらの動きが本格化すれば、自民党から共産党までを含む既存の政党の外側に、新たな対抗軸が現れる可能性がある」と語った。
