座りにくい広場の「意地悪ベンチ」が大波紋 背景に騒音問題?新宿区「やむを得ず暫定的に」
3人用ベンチのうち2人分の座席に、ポール型のコーンが固定され......。東京都新宿区内の西武新宿線・中井駅の南側にある広場で、こんな「意地悪ベンチ」があったとして、X上に写真が投稿され、関心を集めている。
一体何のために、座るためのベンチを座りにくくしているのだろうか。新宿区の担当課に取材して、詳しい事情を聞いた。
■「夜間に飲酒や喫煙をして騒いでいると、住民から苦情があった」
ベンチの写真は、2024年7月14日にX上で投稿された。
その上に固定されたコーンは、車線分離標として使われるオレンジ色に白線が入ったポール型で、投稿者は、意地悪すぎるのではないかと指摘した。ベンチの後ろに、「夜間は会話を控えてください」と書いた地元町内会の立て看板が置いてあることから、住民からうるさいと新宿区にクレームが入ったのではないか、と推測していた。
コーン固定のベンチは、広場の同じ場所に2つ並んでいた。立て看板の横には、「禁煙」と赤字で表示された区の看板もあった。
この投稿には、1万件以上の「いいね」が付いており、写真が拡散して話題になっている。
様々な意見が出ており、「え?? なんのためのベンチ?」「もう撤去した方がマシ」との声も上がった。