核保有国は建設的議論推進を 広島市長、NPT準備委出席前に

AI要約

広島市の松井一実市長は、核拡散防止条約再検討会議に出席する意向を表明し、平和な世界の実現を期待している。

松井氏は、現地で非人道性の核兵器について訴え、核軍縮と不拡散のための外交努力を強調している。

広島県の湯崎知事も渡航し、現地のイベントに参加する予定である。

 広島市の松井一実市長は16日の定例記者会見で、今月末からスイス・ジュネーブで始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会への出席を前に「分断を乗り越えて平和な世界を実現するため、核保有国を中心に建設的な議論が進むことを期待する」と語った。

 松井氏は現地で中満泉国連事務次長や各国の代表と面会し、核兵器の非人道性を訴える。23日に非政府組織(NGO)セッションでスピーチする予定で「対話による外交努力で核軍縮、不拡散を確実に進展させるよう求める」とし「核抑止論に頼るのは危険だと分かってほしい」と述べた。

 広島県の湯崎英彦知事も渡航し、現地のイベントなどに参加。