「圧力応じぬ」イラン次期大統領、米に変化求める 地元紙に寄稿

AI要約

イランの改革派次期大統領が、イランが圧力に応じないことを米国が理解すべきだと主張し、制裁政策の変更を求めた。

ペゼシュキアン氏は、核兵器を持たないと強調し、米国に対して過去の誤算から学ぶよう呼びかけた。

イランは圧力に応じず、今後も応じないと断言している。

「圧力応じぬ」イラン次期大統領、米に変化求める 地元紙に寄稿

 イランの改革派であるペゼシュキアン次期大統領は12日、地元紙への外交政策に関する寄稿で「イランが圧力に応じないことを米国は理解するべきだ」と述べ、制裁を通じてイランに圧力をかける従来の路線を変更するよう米国に求めた。欧州諸国に対する関係改善への姿勢も強調している。

 ペゼシュキアン氏は地元英字紙テヘラン・タイムズに、「新しい世界へのメッセージ」と題する論文を寄せた。イランが核兵器をもつ可能性を念頭に制裁を通じて圧力を強めてきた米国に対し、「イランの防衛政策に核兵器は含まれていない」と改めて強調した。

 さらに「イランは圧力に応じないし、今後応じるつもりもない」とも主張。「米国が過去の誤算から学び、それに従って政策を調整するよう強く呼びかける」と述べた。