都知事選躍進の石丸伸二氏「自民党は限界なのかな」「トップに据えるなら入ってもいい」

AI要約
東京都知事選で2位に躍進した石丸氏が自民党の派閥収入不記載事件に疑問を投げかけ、自民党の危機を指摘。自民党を変えるならば入党も辞さない姿勢を示す。岸田首相についても皮肉な意見を述べた。石丸氏は過去のメディア対応を振り返り、イラついた理由や期待を語る。
都知事選躍進の石丸伸二氏「自民党は限界なのかな」「トップに据えるなら入ってもいい」

7日投開票の東京都知事選で2位に躍進した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は14日、TBS系番組「サンデー・ジャポン」に出演し、自民党の派閥パーティー収入不記載事件について「一言でいうとダメだが、ダメなことをなかったことにしようとしている自民党が究極的に終わっている。なぜもっとうまくやらないのか。限界なのかなという感想だ」と述べ、一連の対応を疑問視した。

その上で、石丸氏なら自民党をどう変えるかと共演者に問われると、「私をトップに据えてくれるなら、自民党に入ってもいい」と述べ、「でも、ないでしょうね。それ位、思い切れるなら、それはきっと、これまでの自民党ではなくなっている」とも語った。

岸田文雄首相(党総裁)に対しては、「大変苦しい立場だろうなと思う。派閥の中の立ち位置を考えれば、ほかの人が(総裁を)やっても、うまくいかなかった気がする」と語った。

石丸氏を巡っては、7日の開票番組でコメンテーターの質問に対して「大変申し訳ないが、前提のくだりが全く正しくない」「同じ質問を繰り返しているのか。さっき答えたばかり。もう一回言えということか」などと突き放すような対応が物議を醸していた。

石丸氏は当時を振り返って、「メディアに対して、イラっとしていた。あの時メディアは思った通りのコメントを(自身から)引き出せないから慌てていた」と指摘。「私からしたら『何をいまさらそんな質問しているのか』がまず最初にある。ああいふうに言っておけば、次は(選挙が)始まる前に聞いておこうと、良識あるメディアは変わってくれるのではないか期待した」と述べた。