石丸氏に「非常に共感」、神戸市長「小池都政終わらせてほしかった」
AI要約
小池百合子氏が3選を果たした東京都知事選において、神戸市長は小池都政の施策に懸念を示し、一極集中の是正を訴える石丸伸二氏の存在を肯定した。
神戸市長は、小池都政の施策による財源の運用や人材流出への危機感を表明し、全国の自治体との連携を訴えた。
また、石丸伸二氏の提言に共感を示し、一極集中の是正を考える姿勢を評価した。
小池百合子氏が3選を決めた7日投開票の東京都知事選について、久元喜造・神戸市長は11日の定例会見の中で「東京さえよければいいという、地方の衰退に結びつく施策を展開している小池都政を終わらせてほしかった」と述べた。
都の施策である18歳以下への月5千円の支給や、介護業界の人手不足対策としてスタッフへの月1万～2万円支給などを念頭に、「ありあまる財源をつかってやりたい放題」と指摘。「周辺自治体だけでなく地方から、今でも不足している人材が東京にいく傾向に拍車をかける」と危機感を示した。
一方、得票数で2位だった元安芸高田市長の石丸伸二氏については「一極集中の是正というのは非常に共感。東京のことを考えるだけでいいのかという問題提起が石丸さんからでてきて、意義がある」と評した。
指定都市市長会長も務める久元市長。都政のあり方について、「政策が全国の自治体に大きな影響を与えることをしっかり考えながら進めていただければありがたい」と語った。（杉山あかり）
