米軍岩国基地の救急車、路線バスに接触…警察に通報せずに病院へ患者搬送

AI要約

米軍岩国基地所属の男性米兵が運転する救急車が路線バスと接触。バスの運転手と乗客にけがはなかった。

救急車は心肺停止患者を病院に搬送中に事故が発生。患者の状態は不明。

警察は事故後に警報せずに患者を病院に搬送した救急車に対し、事情を聴取中。

 13日午前10時15分頃、山口県岩国市尾津町1の国道188号で、米軍岩国基地所属の男性米兵(20歳代)が運転する基地の救急車が、バス停に停車中の「いわくにバス」の路線バスに接触した。救急車はサイドミラーを破損したが、バスの男性運転手(50歳代)と乗客7人にけがはなかった。

 県警岩国署の発表では、現場は片側1車線の直線。救急車は心肺停止した患者を基地外の病院に搬送中で、バスを追い越す際に接触した。運転していた男性、同乗していた女性米兵(20歳代)もけがはなかったが、患者の容体は不明という。

 救急車は事故後、警察に通報せずに患者を病院に搬送しており、同署は道交法違反(事故不申告)の疑いもあるとみて、基地関係者らから事情を聞いている。