九州~関東 3連休は梅雨空続き大雨おそれも 来週半ばには一斉に梅雨明けか

AI要約

15日(月)海の日にかけての3連休は、西日本から東日本にかけて梅雨空が続き、特に14日(日)は九州から関東にかけて雨足が強まるおそれがある。

17日(水)以降は九州から関東にかけて晴れる日が多くなる見込み。九州から関東では一斉に梅雨明けの発表があるかもしれない。

梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

九州~関東 3連休は梅雨空続き大雨おそれも 来週半ばには一斉に梅雨明けか

 15日(月)海の日にかけての3連休は、西日本から東日本にかけて梅雨空が続き、特に14日(日)は九州から関東にかけて雨足が強まるおそれがある。連休明け16日(火)も曇りや雨の所が多いものの、17日(水)以降は九州から関東にかけて晴れる日が多くなる見込み。九州から関東では一斉に梅雨明けの発表があるかもしれない。

 13日(土)から15日(月)海の日にかけては3連休という人が多いかもしれない。連休中は西日本から東日本付近に梅雨前線が停滞するため、西日本や東日本は雨が降ったりやんだりになりそう。特に連休2日目となる14日(日)は九州から関東にかけて雨足が強まり、九州を中心に警報級の大雨となるおそれがある。

 連休最終日の15日(月)海の日にかけても梅雨空が続きそうだ。これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、土砂災害に厳重な警戒が必要。

 なお、梅雨明けしている沖縄や梅雨前線から離れている北日本では、3連休の昼間はいずれも晴れて行楽日和になる見込みだ。

 15日(月)は九州南部の梅雨明け平年日となるものの、今年の九州南部はまだ梅雨空が続く見通し。連休明け16日(火)もまだ曇りや雨の所が多くなりそうだが、17日(水)ごろになると南の高気圧が強まって本州付近に張り出してくる見込み。九州から関東付近にかけては17日(水)以降晴れて最高気温は32℃前後と暑くなる所が多くなるため、一斉に梅雨明けの発表があるかもしない。

 一方で、高気圧に押されて梅雨前線が北上し、北陸から北日本付近に停滞しそう。そのため今度は北陸から北日本で雨が降りやすくなり、3連休は晴れる北日本でも梅雨空が戻る見通し。北陸から北日本の梅雨明け発表は、もう少し先になりそうだ。

 梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

(気象予報士・鈴木悠)