100年前の〝心霊写真〟が4枚セットで英オークションに出品される

AI要約

100年前の〝心霊写真〟が発見され、英国の美術品オークションハウスに出品される。写真は心霊写真家ウィリアム・ホープの作品に似ており、幽霊や霊的存在の画像が撮影されたものとされる。

心霊写真は、19世紀に始まり、亡くなった人の幻影が写ることを目的としていた。ウィリアム・ホープは、親族の幽霊と一緒にいる人々の写真を撮影し、一部の信者は本物の幽霊を捉えていると信じていた。

しかし、後にホープは詐欺行為が暴露された。それでも一部の人々は、幽霊写真に信仰を寄せ続けた。

100年前の〝心霊写真〟が4枚セットで英オークションに出品される

 100年前の〝心霊写真〟が発見され、7月30日、英国の美術品オークションハウス・ソーダーズに出品される。英紙エクスプレスが先日、報じた。

 ソーダーズはサイトで、写真の解説として「1920年代か30年代、心霊写真の幻灯スライド4枚の珍しいセット。さまざまな人物と心霊画像。このセットの画像は心霊写真家ウィリアム・ホープの作品に似ている。ウィリアム・ホープ(1863-1933)は『心霊写真』の先駆者だった。英国のクルーに拠点を置き、有名な心霊術師のグループ『クルー・サークル』のメンバーだった。これらのスライドは心霊術師グループの会合で使用されたものと思われる」と記している。

 エクスプレスによると、19世紀に始まった心霊写真は、亡くなった人の幻影がカメラに写ることを期待してポーズをとるシッターと呼ばれる人々の周囲にいる幽霊やその他の霊的存在の画像を撮影することを目的としていたという。

 ウィリアム・ホープは、写真家の先駆者であり、亡くなったと思われる親族と一緒にいる人々の写真を撮ることで繁盛したビジネスを営んでいた。しかし、後に二重露光技術などを使った詐欺行為を暴露された。

 それでも、シャーロック・ホームズの著者であるアーサー・コナン・ドイル卿のように、ホープがカメラに捉えられた本物の幽霊を見せていると信じる信者もいた。