全ドライバー必読! サウナ状態になった車内を速攻で涼しくする方法

AI要約

車内が真夏の炎天下で爆裂地獄サウナと化すため、エンジンスターターが専門家によって推薦されている。

しかし、高額な出費が必要なため、庶民には敷居が高いかもしれない。

漫画家の小田原ドラゴン先生は、直射日光を避けることがカーライフを快適にするコツであるとアドバイスしている。

全ドライバー必読! サウナ状態になった車内を速攻で涼しくする方法

■最大の敵は直射日光

真夏の炎天下、"爆裂地獄サウナ"と化した車内をなる早で涼しくしたい。何しろ車内は呼吸するのもままならないほどクソ暑い。ハンドルやダッシュボードも鬼アツで、シートベルトの金具の部分なんぞはうかつに触れるとマジでやけどするレベルに熱気を吸収している。

それが証拠にJAF(日本自動車連盟)の調査によると、真夏の炎天下の車内はエンジン停止後、たったの30分で約45℃に達するという。自動車誌幹部も苦笑いしながらこう語る。

「夏になると、炎天下にクルマを置いて車内の温度を計測する特集企画を行なうんですが、車内は55℃以上、ダッシュボード付近は70℃を軽く突破しますよね」

ヤバッ! そんなレベルだったのか! マジでサクッと涼しくなる極上アイテムはないものか? 実は今回の取材で数多くの専門家が口をそろえて推していたのが、エンジンスターター。

商品により差はあるが、おおよそ数百メートル離れた場所や建物の中からエンジンを始動させられる優れもの。つまり、あらかじめエアコンを設定しておけば車内を涼しくできるので、爆裂地獄サウナを回避できる。

ただし、純正品だと3万~6万円、社外品でも2万~4万円。これに取り付け工賃が1万~2万円かかるので、装着には数万円の出費が伴う。確かに便利だし、懐に余裕のある人なら検討の余地アリかもだが、正直言って物価高騰の昨今、庶民には夢のお宝アイテム......。もっと手軽に涼しくできないものか?

「真夏にクルマは乗らない。これに限ります」

こうミもフタもない話をするのは、車中泊をしながら日本一周を達成し、その体験を描いた『今夜は車内でおやすみなさい。』(講談社)の著者である漫画家の小田原ドラゴン先生だ。

「夏場はカーエアコン以外に、扇風機を2台使っていましたが、暑くて暑くて運転どころじゃなかった。もし夏場にどうしてもクルマで出かけるのなら、駐車する際は必ず日陰や木陰を選ぶこと。仮に短時間の駐車でも、フロントガラスや窓ガラスから入ってくる直射日光により車内の温度が急上昇するからです」

急上昇の理由はハンドル、シート、ダッシュボード、シートベルトの金具の部分などが熱を吸収するためだ。加えて、クルマのボディも直射日光の熱を吸収して車内の温度を上げる。だから、クルマは日陰に駐車すべきなのだ。

「車内を即涼しくしたいなら、車内にこもったこの熱を外に出すほかない。なので、僕は窓とエアコンを全開にして走ります」