「しばくぞ」署長パワハラで処分 京都府警

AI要約

南署長と向日町署長に対するパワーハラスメントの内部処分が行われたことが明らかになった。

南署長は部下の警察官に暴言を吐き、大声を出すなどの行為を繰り返し、向日町署長は不適切な言動をしたとされる。

府警監察官室は再発防止のために処分を行い、職務履行の改善に取り組むとしている。

「しばくぞ」署長パワハラで処分 京都府警

      部下の警察官に暴言を吐くなどのパワーハラスメント行為を繰り返したとして、京都府警監察官室が南署長の男性警視(59)を本部長訓戒、向日町署長の男性警視(58)を本部長注意の内部処分にしたことが24日、同室への取材で分かった。

 関係者によると、南署長は昨年3月に着任後、署長室など署内で交通課所属の複数の男性警察官に対して、勤務中に「しばくぞ」「警察辞めるか」などの暴言を繰り返し浴びせた、という。南署長は他の署員に聞こえるほどの大声を出すこともあったという。署長はこれまで、府警で交通部の次長や理事官を務めてきた。

 また、向日町署長は昨年、当時田辺署長を務めていた際、部下に対して不適切な言動をしていたという。

 府警監察官室は「署長自らがパワハラ行為をしており、職務履行の改善を図るために処分した。再発防止に向けて取り組んでいく」としている。