特定秘密管理、手当不正で大量処分 免職や停職など218人 「背広組」パワハラも・防衛省

AI要約

防衛省は、安全保障に絡む「特定秘密」のずさんな管理や海上自衛隊員による潜水手当の不正受給などがあったことを公表し、計218人の処分を行った。

「背広組」と呼ばれる防衛官僚の幹部によるパワハラが初めて認定され、規律見直しが迫られる状況にある。

懲戒免職や停職の処分が行われ、海自の潜水士を含む181人が処分され、海上幕僚長も辞職すると発表した。

 防衛省は12日、安全保障に絡む「特定秘密」のずさんな管理や海上自衛隊員による潜水手当の不正受給などがあったとして、懲戒免職11人、停職83人を含む計218人の処分を公表した。

 「背広組」と呼ばれる防衛官僚の幹部によるパワハラも初めて認定。異例の規模で、防衛省・自衛隊は信頼回復に向け、抜本的な規律見直しが迫られる。

 懲戒免職となったのは、手当を不正受給した海自の潜水士。海自では幹部らの不正喫食もあり、最多の181人が処分された。トップの酒井良海上幕僚長は責任を取り、19日付で辞職する。