防衛省不祥事、4項目処分へ 週内に内局審議官級ら

AI要約

防衛省・自衛隊の特定秘密の不正運用やパワハラ問題に関連し、内局の幹部に懲戒処分が決定される方針が固まった。

海自では隊員の潜水手当不正受給の疑いが浮上し、調査が進められている。

海自トップの酒井良海上幕僚長は状況を把握し、適切な対応を取る姿勢を示している。

防衛省不祥事、4項目処分へ 週内に内局審議官級ら

 防衛省・自衛隊の特定秘密の不正運用や、「背広組」が中心の内部部局(内局)の幹部によるパワハラ問題で、同省が、週内に内局の審議官級を含む関係者を懲戒処分にする方針を固めたことが9日、複数の政府関係者への取材で分かった。海自では隊員が潜水手当を不正に受け取っていた疑いが新たに浮上。処分対象は、この手当受給と自衛隊施設などでの飲食に関する行為の計4項目と判明した。

 海自トップの酒井良海上幕僚長は同日の記者会見で、潜水手当の不正受給問題に関し、既に調査に着手していると明らかにした。酒井氏は「事実関係に基づき適切に対応していく」と述べ、近く結果を公表するとした。