片山善博前鳥取県知事「身の回りに注意する人がいなかったのかな」 兵庫県知事のパワハラ疑惑

AI要約

元総務相の片山善博前鳥取県知事が、斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑で告発した元県民局長が亡くなった件について、事態の悪化を指摘。

斎藤知事の不適切な言動や告発の経過、元県民局長の処分などについて概要を説明。

片山氏は早めの懲戒処分について疑問を呈し、他の知事も注意を促すメッセージを送った。

片山善博前鳥取県知事「身の回りに注意する人がいなかったのかな」 兵庫県知事のパワハラ疑惑

 元総務相の片山善博前鳥取県知事が11日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ疑惑で告発した元県民局長が7日に亡くなっていた件で、「後手後手の対応が事態の悪化を招いている」と現状を分析した。

 今年3月中旬、告発文を一部マスコミに出したが、同月27日に斎藤知事は「事実無根」「うそ八百」「公務員として失格」などと非難して否定。4月26日に無所属県議による県職員へのアンケートを開始した。5月7日の県人事課による調査で「文書の核心部分が事実で派内」と判断され、元県民局長は停職3カ月の懲戒処分が下された。同15日、アンケートの結果、パワハラ事例が出てきたため、県民局長は今月19日に証言予定だった。

 告発によると、斎藤知事は20メートル前で車を下ろされて職員を怒鳴り散らすなど、不適切な言動が多々指摘されていた。これにも片山氏は「あきれてしまいます」と言うしかなかった。

 また、早めに懲戒処分を下したことについて、「第三者機関が吟味した上でないようがうそだったら処分はあり得る。自分も尋問される立場なのに、最初にやっちゃいけないことをした。うがった見方をすれば、図星のことを言われたから処分しちゃおうと勘繰る」と解説していた。

 最後に「身の回りに注意する人がいなかったのかなと思います。ほかの知事さんも気を付けなきゃいけないと思います」と締めくくった。