都知事選2位の石丸伸二氏「雑な質問は相当の対応」、特徴的な言い回し「石丸構文」は歓迎

AI要約

東京都知事選で2位になった石丸伸二氏が、開票番組での対応について説明。「ミラーリング」を通じて適切なコミュニケーションを取るべきだと述べた。

石丸氏は質問に対し再質問を繰り返すことで感情が乏しく見えたことについて、質疑が雑であったと主張。一問一答形式のインタビューに対して批判的な見解を示した。

石丸氏の特異な言い回しがSNSで話題になり、「石丸構文」がトレンド入り。「政治のエンタメ化」に真剣であり、非難に耐えうると述べた。

都知事選2位の石丸伸二氏「雑な質問は相当の対応」、特徴的な言い回し「石丸構文」は歓迎

7日投開票の東京都知事選で2位になった前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏は10日夜、ユーチューブチャンネル「ReHacQ-リハック-【公式】」に出演し、都知事選の開票番組での対応について司会者に「厳しめだった」と指摘され、「雑な質問に対しては相応の対応をする。コミュニケーションの基本としてミラーリング(鏡のように合わせる)する。善意には善意で、敵意には敵意で返す」と説明した。

石丸氏は7日の開票番組でコメンテーターの質問に質問で返すなどしており、リハックの司会者らに「感じが悪かった」「切れていた」「冷たく突き放していた」と指摘されていた。

石丸氏は「雑」と表現した理由については、「(回答中に再質問を)かぶせてきて、再質問もまた分かっていないのだろうと思う。最初から選挙が終わるまで、(石丸氏の活動を)見ていなかったというインタビューだった」と指摘した。

その上で、「地上波は特に、紋切り型の一問一答にしたくて仕方がない。『選挙を振り返ってどうか』『事前の予想は3番手だったが2番だった。うれしいか』みたいな。『力及ばず、残念』と謝らせたり、『躍進でき、うれしい』といわせたりする絵を取りたいのが透けてみえる」と述べ、「(選挙で)勝ち負けという視点は小さい。候補者の視点でしかない。有権者に失礼だ。投票した170万人くらいの人は負けた、間違えたわけではない」とも語った。

SNSでは、石丸氏の特徴的な言い回しが「石丸構文」として注目を集めている。石丸氏がファストフード店に行った際などの会話を想像して大喜利状態になるなど「石丸構文」という言葉がX(旧ツイッター)でトレンド入りした状況については、「全然かまわない。いいぞ、もっとやれと。それくらい政治のエンタメ化に真剣だ」と語った。