「エアコンはついていなかった」熱中症で20代の男性が死亡 沖縄で梅雨明け以降に熱中症患者が急増

AI要約

2024年6月、県内に住む20代の男性が熱中症で亡くなったことが判明。県内での熱中症死亡者は今年2人目で、消防が注意喚起。

28歳の男性が自宅で倒れ、熱中症で死亡。エアコンがついておらず高温だった。

今年に入り、県内で熱中症で救急搬送された人は542人。熱中症対策が必要とされている。

「エアコンはついていなかった」熱中症で20代の男性が死亡 沖縄で梅雨明け以降に熱中症患者が急増

2024年6月、県内に住む20代の男性が、熱中症で亡くなっていたことが分かった。県内で熱中症による死亡者は今年に入って2人目で、消防は「他人事と考えず、暑さから自分の身を守ってほしい」と注意を促している。

6月28日、南城市にある自宅で28歳の男性が倒れているのを家族が発見。男性は心肺停止の状態で病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認された。

当時、男性がいた部屋のエアコンはついておらず、高温となっていて、消防庁は熱中症で亡くなったと判断した。県内で熱中症による死亡者は今年に入って2人目。

2024年に入り、県内で熱中症により救急搬送された人は542人で、去年の同じ時期と比べて、200人以上増えている。

島尻消防本部の仲村常司署長は、「梅雨明け以降は熱中症関連の事案は増加傾向にあり、気温が著しくたかくなることにより健康被害が生じるおそれがある。他人事とは考えず、暑さから自分の身を守ってほしい」と話す。

梅雨明け以降は1日を通して暑い日が続き、熱中症の患者が急増、先週一週間で181人が救急搬送された。

熱中症の初期段階は、めまいや足がつるなどの症状があらわれることから、効果的に身体を冷やす事がポイントとなる。

島尻消防本部の仲村署長は「主要な血管、首元、脇の下、あと足の付け根をビニール袋に氷などを入れて主要な血管のところにあてて、体を冷やすのが重要」と話し、熱中症にならないために基本的な対策を徹底してほしいと呼びかけている。

また、仲村署長は、「室内のエアコンや送風機等により、涼しい環境を過ごして、そのうえでこまめな休憩や水分補給・塩分補給を心がけてほしい」と話している。

高齢者や体温の調節機能が十分に発達していない乳幼児は、熱中症にかかりやすいため注意が必要。

(沖縄テレビ放送)