都内で55人が熱中症の疑いで救急搬送 うち80代女性1人が重篤、70代女性が重症

AI要約

東京都内では、9日に55人が熱中症の疑いで救急搬送され、うち1人が重篤、1人が重症だった。

熱中症の患者の中で中等症が28人、軽症が25人いた。

今年に入って東京都内で9人が熱中症で亡くなり、その内訳は男性や女性を問わず幅広い年代に及んでいた。

 東京消防庁などによりますと、9日、東京都内では、午後3時までに55人が熱中症の疑いで救急搬送されました。このうち80代女性1人が重篤で、70代女性が重症です。

 中等症が28人で、50代男性が2人、60代男性が6人、70代の男性が4人と女性が1人、80代の男性が8人と女性が4人、90歳以上の女性が3人です。軽症は25人でした。

 また、東京都内では、今年に入り9人が熱中症で亡くなっていたことがわかりました。

 東京都監察医務院によりますと、6月に3人、7月に6人が亡くなったことが確認されました。このうちの6人について、6月に亡くなった3人は、50代の男性が屋外で、80代の男性と90歳以上の女性については屋内で亡くなっていました。80代の男性はクーラーを使用しておらず、90代以上の女性の家にはクーラーがなかったということです。

 また、7月に亡くなった3人は70代の男性2人と80代の女性1人で、いずれも屋内で亡くなり、クーラーを使用していませんでした。(ANNニュース)