東京海上日動火災保険グループ3社で計6万件超の個人情報漏れか、ランサムウェア感染疑い

AI要約

東京海上日動火災保険が身代金要求型ウイルスに感染し、保険契約者の約6万3200件の個人情報が漏えいした可能性がある。

流出した情報には、保険契約者の名前や住所、電話番号、元社員の情報が含まれる可能性があり、現時点で不正利用は確認されていない。

事件を受けて東京海上日動はお詫びのコメントを出し、全容把握のための調査を行っている。

 東京海上日動火災保険は10日、業務委託先のサーバーが身代金要求型ウイルス「ランサムウェア」に感染し、計約6万3200件の個人情報が漏えいした恐れがあると発表した。グループ会社を含む保険契約者の名前や住所、電話番号、元社員の情報が含まれる。

 東京海上日動のほか、東京海上日動あんしん生命保険、イーデザイン損害保険の契約者の情報が流出した可能性がある。現時点で情報の不正利用は確認されていないという。

 損害査定などの業務を委託している税理士法人の高野総合会計事務所(東京都)のサーバーが6月4日に感染の疑いを検知し、情報漏えいの恐れがあることを確認した。外部の専門家の支援を受け、全容把握に向けた調査を行っている。

 東京海上日動は、「お客様と関係者に心配、迷惑をかけ、深くおわびする。情報漏えいが特定できた場合は速やかに通知する」とコメントしている。