収支報告書の訂正「精査に時間」 長崎知事、県議後援会から借入金

AI要約

大石賢吾長崎県知事の後援会が2022年の知事選挙で女性県議の後援会から286万円を借り入れたことに関する報告書の訂正について、大石氏は結論時期を明言せず精査に時間を要すると述べた。

借入金に関する問題は、自民党県議から政治倫理上の問題が指摘され、大石氏は訂正を約束したが、その後軌道修正があった。

7月10日の県議会で大石氏は時間を要することを表明し、県民に謝罪の意を示した。

 大石賢吾長崎県知事の後援会が2022年の知事選の際、女性県議の後援会から286万円を借り入れたとする政治資金収支報告書の記載に関し、大石氏は10日の県議会本会議で「6月中に訂正すると言ったが、精査に今しばらく時間を頂きたい」と述べた。結論時期は明言しなかった。

 借入金を巡っては、6月24日の本会議で自民党県議が「政治倫理上、問題がある」とただした。大石氏は同月中に後援会の報告書を訂正すると明言したが、同月28日に「訂正の要否も含めて検討したい」と大幅に軌道修正していた。

 大石氏は7月10日の議会で「(結論に)時間を要し、県議会、県民に深くおわび申し上げる」と陳謝した。