鹿児島県知事選で現職の塩田康一氏が再選確実 原発や安保批判かわす

AI要約

7日投開票の鹿児島県知事選で、無所属現職の塩田康一氏が再選を果たした。

自民党などの支援を得て組織戦を展開し、国民民主や連合鹿児島も協力した。

人口減少対策を最重要課題に位置づけ、農業や観光業の振興、子育て支援を強化する方針を示した。

鹿児島県知事選で現職の塩田康一氏が再選確実 原発や安保批判かわす

 7日投開票の鹿児島県知事選で、無所属現職の塩田康一氏(58)=自民、公明、国民民主推薦=が、前自民県議の米丸麻希子氏(49)ら無所属新顔2人を破り、再選を確実にした。

 政党や団体からの支援を得られなかった初当選時から一転、いち早く推薦決定した自民の協力を得て組織戦を展開した。国民民主や連合鹿児島も相乗りし、2期目に向けて支持基盤を広げた。

 人口減少対策を最重要課題と位置づけ、農業や観光業の振興、子育て支援を強化すると訴えた。他候補が争点化を狙った原発の運転期間延長や国の安全保障政策をめぐっては容認の立場で、その判断理由を示しつつ「県として総合的に決断した」と、批判をかわした。(加治隼人)