元幹部側、起訴内容認める 西山ファームの出資法違反罪

AI要約

岡山県赤磐市で観光農園経営会社が出資法違反で閉鎖され、元代表取締役が初公判を迎えた。

被告は預かり金を集める詐欺容疑で起訴され、弁護人は起訴内容を認めた。

被告らが保証金名目で1200万円を集めたとされている。

 岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」(閉鎖)を巡り、出資法(預かり金禁止)違反の罪に問われた元代表取締役山崎裕輔被告(43)の初公判が10日、名古屋地裁(大村陽一裁判長)で開かれた。被告は罪状認否を弁護人に任せ、弁護人は「事実関係に争いはない」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、西山ファームの実質的経営者として業務全般をとりまとめていた被告は2018年11、12月、金銭管理担当者らと共謀し、青果物などの販売代理契約に関わる保証金名目で集金しようと考え、預けられる金の全額返還と月々の利息の支払いを約束し、3人から計1200万円を集めたとしている。