名古屋高裁で被告暴れる 取り押さえようとした拘置所職員を救急搬送

AI要約

名古屋高裁での詐欺事件の公判で被告が暴れ、拘置所職員ともみ合いになる事件が発生。

職員がけがをして救急搬送されたが意識はあり、裁判官や傍聴人にけがはなかった。

被告は不規則発言を繰り返し、裁判長が退廷命令を出した後に暴れ出したとのこと。

名古屋高裁で被告暴れる 取り押さえようとした拘置所職員を救急搬送

 8日午後2時ごろ、名古屋高裁(名古屋市中区)10階で開かれた詐欺事件の公判で、被告が暴れ、拘置所職員ともみ合いになった。高裁などによると、職員はけがをして救急搬送されたが搬送時は意識があったという。裁判官や裁判所職員、傍聴人にけがはなかった。

 高裁によると、被告は開廷直後に不規則発言を繰り返したため裁判長が退廷命令を出した。すると被告が暴れ出し、取り押さえようとした拘置所職員ともみ合いになったという。高裁が「法廷で被告が暴れ、拘置所職員と被告がけがをしている様子だ」と110番通報した。(高橋俊成)