災害時の船舶による医療提供体制整備へ政府が関係閣僚の初会合開催 岸田総理「年内をめどに整備計画策定を」

AI要約

総理官邸で初めて開かれた会合では、災害時に船舶を使った医療を推進する体制が話し合われました。

政府は船舶を活用した医療提供体制を整備し、災害時に迅速かつ的確に医療を提供する取り組みを進める方針です。

能登半島地震の経験を活かして、船舶による災害救援活動に取り組みたいとしています。

災害が起きた時に船舶を使って医療を行う体制を推進するための会合が、総理官邸で初めて開かれました。

岸田総理

「船舶を活用した医療提供体制の推進により、来たるべき大規模災害時に的確かつ迅速に医療を提供することができるよう、関係閣僚のご協力をお願いいたします」

今年6月に新しい法律が施行されたことを受けて政府はきょう、船舶を使った医療を災害時に導入する制度を検討する会議を初めて開きました。

岸田総理は、具体的な制度の枠組みや運用体制の検討を今年中をめどにまとめることを関係閣僚に指示し、予算の確保や専門の人材の育成についても取り組みを進めるよう求めました。

能登半島地震では、救援物資の輸送や被災者の一時的な滞在場所として船舶が利用されており、政府はその時の経験も今後の船舶による災害救援活動に活かしたい考えです。