《橋下徹からは袋叩き》維新・馬場伸幸代表(59)の“激安居酒屋宴会”を実況中継する

AI要約

維新執行部が政治資金規正法改正を巡り、自民党に騙されたと訴え、反対に回った経緯。

橋下徹氏の痛烈批判と維新の飲みニケーション重視の姿勢。

維新の両院議員懇親会での活動の裏話。

《橋下徹からは袋叩き》維新・馬場伸幸代表(59)の“激安居酒屋宴会”を実況中継する

〈飲みニケーションを政治の柱にしていた維新国会議員執行部が裏切られただけ〉

 6月19日、X(旧Twitter)に投稿したのは、日本維新の会創設者の橋下徹氏(54)。政治資金規正法改正を巡り、自民党に「騙された」と訴える維新執行部を非難したのだが……。

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 維新の馬場伸幸代表(59)は岸田文雄首相との党首会談で、旧文通費の使途公開と残金返納を義務化する立法措置を合意。馬場氏は「100%丸呑みさせた」と豪語し、維新は衆院で規正法改正案に賛成した。

「ただ、合意文書には旧文通費改革をいつまでにやるかという期日の記載はなく、穴だらけ。首相側近の木原誠二幹事長代理が交渉過程で、維新執行部に『信用してくれ』と言って除外したからです。それでも、維新は法案が衆院を通過した6月6日、藤田文武幹事長(43)が木原氏と酒席を囲むほど浮かれていました」(政治部記者)

 案の定、その後、「今国会での改革は難しい」と言い出した自民党。馬場氏は「嘘つき内閣」と啖呵を切り、維新は参議院で改正案の反対に回った。そんなツメが甘すぎる維新の交渉について、橋下氏はXに冒頭のように投稿。さらに〈騙されたと盛んに主張するが、(略)馬場さんの単純確認ミス〉と痛烈批判を重ねたのだ。

「馬場氏は大食漢かつ酒豪で飲みニケーションを重要視。藤田氏は『馬場さんの誘いを断らなかったから幹事長になれた』と言っているほど。自民議員とも幅広く交流するが、橋下氏は酒席で仲良くなることと、厳しい交渉における信頼関係は全く別物と言いたかったのでしょう」(維新関係者)

 しかし、橋下氏に苦言を呈された後も、維新の飲みニケーション重視の姿勢は変わっていなかった。

 事実上の国会閉会日となった6月21日の午後5時過ぎ、JR有楽町駅高架下の飲食店街は仕事帰りのサラリーマンで賑わっていた。その一角にある〈大衆酒場〉と看板が掲げられた店。〈ハイボール199円 生ビール299円〉がウリの“激安居酒屋”だ。店の前には、周囲に似つかわしくない黒塗りの車が次々と停車。スーツ姿の男女が〈準備中〉の札を気にせず、店内へ入っていく。

「維新の両院議員懇親会です。今までは、麹町の都市センターホテルなどで開催されていましたが、今回は激安居酒屋を貸し切りにした。規正法改正で政策活動費を黒塗りながら、10年後に公開することになり、高額支出は避けたいからではないかと囁かれていた。お酒は激安飲み放題でしたが、北海道料理の店で、食事はカニや寿司など意外に豪華でした」(維新議員)