「ヤジが大合唱」 都知事選、小池氏圧勝の舞台裏 「AIゆりこは45点」と安野貴博氏

AI要約

東京都知事選挙で現職の小池百合子氏が3回目の当選を果たし、激しいヤジを受けた選挙戦が異例な展開を見せた。

3期目に向けた小池氏の意欲や選挙カー周辺での厳重な警備体制、激しいヤジの様子が報じられた。

AIを使用した選挙戦や小池氏の政策に対する支持と反対の声が入り乱れる中、演説が中断する事態も発生した。

「ヤジが大合唱」 都知事選、小池氏圧勝の舞台裏 「AIゆりこは45点」と安野貴博氏

 7日に東京都知事選挙の投開票が行われ、現職の小池百合子氏(71)が圧勝し、3回目の当選を果たしました。当選した小池氏ですが、週末の選挙演説では激しいヤジが飛び交う場面もありました。

小池氏

「東京都政を3度、3度目をお預かりするにあたりまして、私これからもしっかりと全身全霊で対応していきたい、このことをお伝えしたいと思います」

 3期目に向け意欲を語る小池氏。およそ292万票を獲得し、2位の石丸伸二氏に大差をつけ再選しました。

小池氏

「街頭ではヤジが、大合唱があったりと、本当にこれまでに経験したことないような、そのような選挙戦でございました」

 小池氏は、これまでにない異様な選挙戦だったと振り返りました。

 小池氏の選挙カー周辺は、大勢の警察官に加え、警察犬も投入されるなど厳重な警備体制が敷かれていました。

 選挙カー正面の聴衆エリアに入るには、持ち物検査や身体検査が行われるなど、物々しい雰囲気に。そんな中、小池氏の演説が始まると…。

 「やめろ、やめろ。帰れ、帰れ」「小池やめろ。小池やめろ。小池やめろ」と、小池氏の政策に反対する一部の聴衆がプラカードを掲げ、演説を遮るかのように激しくヤジを繰り返します。さらに…。

 聴衆のなかにはヤジをあおるかのように、跳びはねて手をたたく人の姿も見られます。

 「小池がどんな悪い奴か知らないんだろお前」「馬鹿野郎はお前だ」と、小池氏の演説中にもかかわらず、支持者と小競り合いになる場面も見られました。激しいヤジは最終日だけでなく選挙期間中の新宿駅前でも…。

 ヤジと応援の声が入り乱れ、小池氏の演説はおよそ1分間、中断する事態になりました。

AIゆりこ

「東京都では爆速でデジタル化が進んでいます」

 今回の選挙、小池陣営はネット上でAIを使った“新しい選挙戦”を繰り広げます。

小池氏

「いま『AIゆりこ』も大活躍でございます。きょうはリアルゆりこですけれどね。こうやってAIの力もどうやって行政に生かしていくのか」