ポスター破損や暴行など容疑で8人逮捕、掲示巡り警告も 都知事選

AI要約

警視庁選挙違反取締本部は都知事選期間中の取り締まり状況を公表し、ポスター損壊による逮捕者が前回よりも増加したことが明らかになった。

逮捕者の多くはポスターへの落書きや破損といった公選法違反の容疑であり、警告もポスター関連の事例が目立った。

特に、男性候補のほぼ全裸の女性ポスター掲示や風俗店広告の掲示など、警視庁が行動を起こす事案が多かった。

ポスター破損や暴行など容疑で8人逮捕、掲示巡り警告も 都知事選

警視庁選挙違反取締本部は7日、都知事選期間中の取り締まり状況を公表した。掲示板に貼られた選挙ポスター損壊などによる逮捕者が8人に上り、1人だった前回選挙より大幅に増えた。掲示方法について警告が出されるなど、ポスターを巡る事件が目立った。違反警告は22件だった。

逮捕された8人のうち5人はポスターへの落書きや破損といった公選法違反(自由妨害)などの容疑で、3人は暴行容疑だった。3人のうち1人はポスターをはがしているところを撮影していた男性に対する暴行容疑で、ポスターが原因の事件がほとんどを占めた。

衆院選や統一地方選と同じ投開票日に行われた選挙を除いた直近の都知事選での逮捕者は、平成26年3人▽28年3人▽令和2年1人-で、今回の都知事選は大幅に増えた形になった。

警告もポスターに絡むものが目立った。告示日の6月20日には、男性候補が、ほぼ全裸の女性をモデルにしたポスターを複数箇所に掲示。警視庁は同日中に候補を呼び出し、都迷惑防止条例違反の疑いで警告した。

また、NHKから国民を守る党が「販売」した掲示板の枠に風俗店の広告が貼られた際も、警視庁は警告を行った。