水俣病対策メンバー、7人が交代 環境省、7月の人事異動で

AI要約

環境省が水俣病被害者団体との懇談での問題を受け、タスクフォースの新体制を発表。

7人が交代し、新たに審議官1人が加わる計30人体制となる。

神ノ田氏の異動や新体制の目的について伊藤環境相が説明。

 環境省は5日、水俣病被害者団体と伊藤信太郎環境相との懇談で被害者側の発言が遮られた問題を受け設置したタスクフォースについて、7月の人事異動に伴う新体制を発表した。7人が交代し、新たに審議官1人が加わる計30人体制。伊藤氏は閣議後記者会見で「メンバーが一部交代したが、団体との関係修復という目的は変わりない」と述べた。

 5月1日の懇談に環境保健部長として参加していた神ノ田昌博氏(57)は5日付で厚生労働省大臣官房審議官に異動。伊藤氏は「定期的異動で更迭ではない」とした。後任にはタスクフォースで主査を務める前田光哉氏(56)が就く。