藤井聡太棋王、初防衛に「さまざまな経験することができた」棋王就位式/将棋

AI要約

第49期棋王戦五番勝負で初防衛した藤井聡太棋王が就位式に出席。

永世棋聖獲得の最年少記録を更新し、棋聖戦五番勝負でも5連覇。

対局地を転戦して被災地支援を呼びかける藤井聡太棋王のコメント。

藤井聡太棋王、初防衛に「さまざまな経験することができた」棋王就位式/将棋

将棋の第49期棋王戦五番勝負で初防衛した藤井聡太棋王(21)=棋聖・竜王・名人・王位・王座・王将など7冠=が2日、東京都内で行われた棋王就位式に出席した。

1日に名古屋市でヒューリック杯第95期棋聖戦五番勝負(主催・産経新聞社など、特別協賛・ヒューリック)で5連覇し、永世称号資格獲得の史上最年少となる21歳11カ月で「永世棋聖」を獲得。一夜明けた午前中は名古屋市で防衛会見に臨んでいたが、東京へ移動し就位式に臨んだ。

棋王戦では当時の伊藤匠七段(21、現在は叡王)に持将棋を経て3連勝して初防衛した藤井棋王は「第1局は持将棋になったり、第4局は今までと違った指し方を試してみたりと、さまざまな経験することができたと感じている。最近では後手番のときにどう戦うかが、課題になっていて、その課題と向き合ったシリーズだと感じています。今期の経験を生かして来期により良い将棋をさせるように精進していきたいと思っています」と語った。

また、シリーズは富山、石川、新潟と能登半島地震の被災した対局地を転戦し、「大変な状況の中で対局のご準備をいただいたことに大変感謝しています。震災から半年がたちましたが、まだまだ大変な思いをされている方も多くいらっしゃると思いますので、復興が1日も早く進むことを願っております」と呼びかけた。