元町議の強盗殺人容疑で40代男性2人を逮捕 熊本

AI要約

熊本県南区で元町議が殺害された事件で、逮捕された犯人に関する詳細が明らかになった。

犯行時に被害者が殺害されると同時に軽トラックが奪われたことが報告された。

被害者は首に絞められ、複数犯の可能性もあると県警が捜査を進めていた。

元町議の強盗殺人容疑で40代男性2人を逮捕 熊本

 2021年5月に熊本県旧城南町(現・熊本市南区)の元町議の男性が殺害された事件で、熊本県警は30日、熊本市中央区渡鹿7、無職、陳野(じんの)直也(43)と同県八代市鏡町両出、塗装工、上田亨(41)の両容疑者を強盗殺人と住居侵入の疑いで逮捕した。

 県警は両容疑者の逮捕容疑について、21年5月23日午後10時~24日午前6時15分ごろ、熊本市南区城南町東阿高の元町議、中村尊徳(たかのり)さん(当時74歳)方で、中村さんを殺害して軽トラックを奪ったとしている。

 事件は同月24日朝、熊本市と合併する前の旧城南町で1990~2010年、町議3期を務めた中村さんが、自宅寝室で両手首と両足首をひもで縛られ死亡しているのが見つかって発覚。中村さんは口と鼻を粘着テープで塞がれ、首に絞められた跡があった。寝室に複数の靴の跡や物色された跡があり、寝室にあった中村さんの財布には紙幣が入っていなかった。県警は捜査本部を設置し、複数犯の可能性もあるとみて捜査していた。【野呂賢治】