ケーブル盗難され中学校停電、給食調理できず短縮授業に…さいたま市

AI要約

さいたま市教育委員会は26日、岩槻区の市立中学校が、敷地内に侵入した何者かに電気ケーブル計30メートルを盗まれる被害に遭ったと発表した。

侵入者がケーブルを切断し盗んだため、中学校は一時的に停電し、給食の調理ができなくなり、短縮授業を行う事態に。

被害届を出し、復旧費用が2〜30万円見込まれるなど、事件の影響が続いている。

 さいたま市教育委員会は26日、岩槻区の市立中学校が、敷地内に侵入した何者かに電気ケーブル計30メートルを盗まれる被害に遭ったと発表した。ケーブルを切断された中学校は停電して給食の調理ができなくなり、短縮授業をせざるを得なくなった。中学校は同日、岩槻署に被害届を提出した。

 市教委によると、25日午前2時30分頃、何者かが学校の敷地内に侵入し、マンホール内とプール更衣室の外壁に設置された銅製ケーブル計30メートルを切断して盗んだ。異常を検知して警報が発せられたため、警備員と警察官、教頭が相次いで駆けつけたが、何者かは逃走した後だったという。

 中学校では25日、停電で空調が動かず、給食調理もできなかったため、午前で授業を打ち切った。復旧作業を行い、26日から通常授業を再開した。復旧費用は200万~300万円を見込んでいる。