機内の気圧低下事故機体を調査 中部空港の全日空機、運輸安全委

AI要約

長崎発中部行き全日空372便ボーイング737が飛行中に、機内の気圧が異常に低下し乗客乗員11人が体調不良を訴えた。運輸安全委員会の調査が27日に中部空港で開始され、関係者の聞き取りも進められている。

372便はANAウイングスが運航し、98人の乗客と6人の乗員が搭乗していた。高度7600メートルで気圧低下が発生し、緊急事態宣言が行われ、3千メートルまで降下した後、中部空港に着陸した。

事件後、機内の異常が調査され、整備担当者や乗員の聞き取りも行われる予定である。

 長崎発中部行き全日空372便ボーイング737が飛行中に、機内の気圧が異常に低下し乗客乗員11人が体調不良を訴えた重大インシデントで、運輸安全委員会の航空事故調査官が27日、中部空港に駐機されている機体の調査を始めた。今後、整備担当者や乗員ら関係者の聞き取りも進める。

 国交省によると、372便は全日空グループのANAウイングスが運航し、乗客98人、乗員6人だった。22日午前10時半ごろ、和歌山県みなべ町付近の高度約7600メートルで気圧が低下したため、緊急事態を宣言し約3千メートルまで降下した。その後、気圧は正常の範囲になったため宣言を解除し、午前11時ごろ中部空港に着陸した。