子どもの声で「だまされないでね」、詐欺警戒呼びかけ…児童らに感謝状

AI要約

大阪府警布施署は、子どもの声で特殊詐欺への警戒を呼びかける啓発メッセージを製作した保育園と学校、大学に感謝状を贈呈。

メッセージは高齢者に対し特殊詐欺の注意を促す内容で、子供や学生の声を使って制作され、パトカーやATMで流れている。

贈呈式では子供たちが感謝状を受け取り、詐欺被害を防ぐために協力した意義を語る。

 大阪府警布施署は、子どもの声で特殊詐欺への警戒を呼びかけるメッセージの製作に協力した保育園「累徳学園」(東大阪市)と東大阪市立布施小学校、大阪商業大学放送局(同)に感謝状を贈呈した。

 特殊詐欺被害は同署管内でも起きており、啓発メッセージに子どもの声を使うことで高齢者の注意を引こうと、4月に収録した。

 「還付金は戻ってこないよ」「おじいちゃん、おばあちゃん、だまされないでね」などと優しく呼びかけるもので、5月以降、東大阪市内を巡回するパトカーや、現金自動預け払い機(ATM)がある金融機関で流している。

 17日に同署で行われた贈呈式で、子どもや学生たちは冨山浩次署長から感謝状と記念品を受け取った。同小6年の男子児童(11)は「僕たちの声を聞いて、詐欺に遭わないよう心配している人のことを思い出し、だまされないでほしい」と話していた。