近鉄南大阪線の踏切にブロック片、11歳男児を書類送致…「割れるのを見たかった」

AI要約

奈良県葛城市の近鉄南大阪線の踏切で軌道上にブロック片が置かれる事件が発生。男子児童が電車の通行を妨げた疑いで児童相談所に送致された。

男児は踏切にブロック片を置き、特急電車の運転士が異音を感じて発見。乗客にけがはなかったが、再び同様の事案が発生。

男児は防犯カメラの映像で浮上し、「ブロック片が割れるのを見たかった」と認めている。

 奈良県葛城市の近鉄南大阪線の踏切で今年3月、軌道上にブロック片が置かれた事件で、高田署が、大和高田市内の小学校の男子児童(11)を電汽車往来危険の非行事実で県高田こども家庭相談センター(児童相談所)に書類送致していたことが、分かった。

 送致は18日付。捜査関係者によると、男児は3月2日午前11時25分頃、葛城市当麻の近鉄南大阪線当麻寺駅第3号踏切で、軌道上にブロック片を置いた疑い。

 吉野発大阪阿部野橋行き特急電車(2両)の運転士が異音に気づいて緊急停車して確認したところ、軌道上で砕けたブロック片が見つかった。乗客約50人にけがはなかった。同1日夕にも同所でブロック片が置かれていたといい、同署は男児が置いたとみている。

 防犯カメラの記録から男児が浮上。「ブロック片が割れるのを見たかった」と認めているという。