雪室で熟成 まろやかな酒 飛騨で出荷開始

AI要約

岐阜県飛騨市の山中につくられた雪室で熟成した「雪中酒」の出荷が26日、同市河合町で始まった。

雪を集めた高さ約5メートルの雪室に、同市の「渡辺酒造店」が地元の天生山麓の天然水で醸した新酒を今年3月下旬に貯蔵した。この日朝、雪室から純米吟醸酒を取り出し、第3セクター「飛騨ゆい」が運営する「飛騨かわいやまさち工房」、渡辺酒造店などの約20人が雪を詰めた箱に酒瓶を入れる作業をした。

飛騨ゆいの中畑広一社長(71)は「まろやかでフルーティーな味に仕上がった」と話していた。

 岐阜県飛騨市の山中につくられた雪室で熟成した「雪中酒」の出荷が26日、同市河合町で始まった。

 雪を集めた高さ約5メートルの雪室に、同市の「渡辺酒造店」が地元の天生山麓の天然水で醸した新酒を今年3月下旬に貯蔵した。この日朝、雪室から純米吟醸酒を取り出し、第3セクター「飛騨ゆい」が運営する「飛騨かわいやまさち工房」、渡辺酒造店などの約20人が雪を詰めた箱に酒瓶を入れる作業をした。

 飛騨ゆいの中畑広一社長(71)は「まろやかでフルーティーな味に仕上がった」と話していた。

 今年は約3500本を出荷予定で、今後の出荷日は7月10日と24日。価格は1本720ミリ・リットルで1本入り4500円、2本入り7800円(いずれも税込み、送料込み)。申し込み、問い合わせは、同工房のサイトから。