早くも梅雨バテ? 蒸し暑い日は夜間の熱中症に警戒 週後半は警報級大雨の恐れ

AI要約

今年の関東甲信の梅雨入りが遅く、梅雨入り後の危険な暑さに注意が必要。

熱帯夜が続出する中、熱中症予防が重要。特に梅雨入り直後は注意が必要。

今週後半は大雨に警戒が必要で、全国的に荒天になるタイミングがある。

早くも梅雨バテ? 蒸し暑い日は夜間の熱中症に警戒 週後半は警報級大雨の恐れ

今年は全国的に梅雨入りが平年より大幅に遅くなったが、関東甲信の梅雨入りの発表があったのは、つい先日の6月21日(金)。まだ梅雨入りしてから一週間も経っていない。

その梅雨入り直後に6月とは思えない危険な暑さが続いている。特にこの時期は湿度が高いため、まとわりつくような不快な暑さで、余計に体力も気力も奪われる気がする。寝苦しい夜も続き、早くも夏バテならぬ「梅雨バテ」を感じている人も多いのでは?

昨夜から今朝にかけては、関東を中心に寝苦しい夜となった。

群馬県の館林や千葉、横浜などで最低気温が25℃を下回らず、今年初の熱帯夜が続出した。東京は最低気温が24℃台でぎりぎり熱帯夜にはなっていないが、湿度が高く、ジメジメした朝だった。

※熱帯夜:夜~朝の最低気温が25℃以上

【最低気温】午前9時まで

館林(群馬)25.2℃ 2日連続の熱帯夜

さいたま  25.0℃ 今年初の熱帯夜

練馬(東京)25.0℃ 今年初の熱帯夜

東京    24.7℃

千葉    25.9℃ 今年初の熱帯夜

横浜    25.6℃ 今年初の熱帯夜

蒸し暑いと汗が乾きにくく、体に熱がこもるため、熱中症のリスクが高まる。

梅雨入り直後の今は、まだ本格的な暑さに慣れていないにも関わらず、今年は厳しい暑さが続いているため、屋内でも夜間でも熱中症対策は欠かせない。

今週は熱帯夜も続出しているため、夜間は特に注意が必要だ。

エアコンの「ドライ」機能を使ったり、寝る前にコップ1杯の水を飲む、就寝時も枕元に水を用意しておくなど、夜も積極的に熱中症予防を心がけてほしい。

危険な暑さの次は、危険な雨に警戒が必要だ。今週後半は梅雨前線の活動が活発になるため、西日本から東日本の広い範囲で警報級大雨の恐れがある。

特に28日(金)は九州から関東にかけて広く雨雲がかかり、九州北部や中国地方、北陸地方など日本海側を中心に荒れた天気となる予想だ。

向こう一週間では、全国的にみると荒天となるタイミングが2回ある。

1)あさって28日(金)ごろ:西日本~東日本、

2)7月1日(月)~2日(火):北日本

7月スタートは、梅雨がない北海道でも雨や風が強まりそうだ。

大雨の備えは、早めに確認しておくと安心だ。