宮崎県延岡市長「職員の人格を害するものではない」…市議会一般質問でセクハラ発言を否定

AI要約

読谷山市長が性的な言葉を使用して仕事の指示をした問題について市議会で質疑が行われた。

小御門議員は市長にハラスメントの認識があるか質問し、市長は発言はハラスメントに当たらないと主張した。

小御門議員は第三者委員会による調査を求めたが、市長は相談窓口に相談が寄せられていないため調査は行わないと述べた。

 宮崎県延岡市議会の一般質問が25日始まった。読谷山洋司市長が勤務中の男性職員に性的な言葉を使って仕事の指示をしていた問題に対する質疑があり、読谷山市長は不適切な発言だったことを認める一方、セクハラを含むハラスメントにあたるとの議員側の主張を重ねて否定した。

 小御門綾議員(友愛クラブ)は、市長にハラスメントの認識があるかをただした。読谷山市長は、発言は「性的な関心や欲求に基づくものではなく、職員の人格や尊厳を害するものではない」と答弁。厚生労働省などが作成したハラスメントに関する資料に基づき、「セクハラは何を言ったかだけでなく、発言によって(職員の)就業環境が著しく害された時に初めて認定される」との認識を示した。

 小御門議員は弁護士などで構成する第三者委員会による調査を行うよう迫った。これに対して読谷山市長は、ハラスメントに対する相談窓口である市公平委員会に自身の行為に関する相談は一件も寄せられていないとした上で、「そのような段階では調査を行う状況にはない」とかわした。

 一般質問は27日まで。